浦島太郎伝説

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昭和の学校や童謡では、助けた亀に連れられて竜宮城へ行き、戻ってきて玉手箱を開いたらお爺さんになってしまったという話だが、日本各地でこれとは違った話が伝わっている。

香川県三豊市詫間町
伝説にちなんだ地名や浦島太郎に関連する史跡が多く残されており、町内各所に浦島太郎像も設置されている。荘内半島にある大浜・積・生里・箱・香田・粟島・志々島を総称し『浦島』と呼ばれていた。浦島太郎が玉手箱を開けた時に、立ち昇った白煙が紫の雲となり山にかかったといわれ、その山は「紫雲出山」と呼ばれるようになった。浦島太郎は、お爺さんではなく岩になったそうだ。

京都府与謝郡伊根町
「舟屋」で有名な観光名所がある伊根町では、浦島太郎は「浦嶋子(うらしまこ)」という名前だった。淳和天皇が浦嶋子の話を聞き、小野篁を勅使として825年に創建したのが浦嶋神社。宇良神社、浦島大明神、筒川大明神とも呼ばれる。丹後半島の地では「亀」というのは「亀姫」のことである。嶋子が釣りをしていたとき五色の亀が現れ、美しい乙女に姿を変えたという。

愛知県知多郡武豊町
この町が浦島太郎の故郷だという。昔の「負亀(おぶかめ)」と言葉が、「富貴」という地名になった。少彦名命(すくなひこのみこと)を祭神とする知里付神社の境内に「浦島神社」がある。この神社の社宝が「あけずの箱」で、乙姫様から贈られたものだという。また、真楽寺本堂の左下に小さな石があるが、これが浦島太郎を助けた亀の墓だという。

沖縄県南風原町与那覇
玉手箱ではなく紙包みをもらってきた。開けると白髪が入っていた。それが本人にまとわり付き、老いて死んでしまった。

鳥取県日野郡
玉手箱を開けたら鶴になり、亀になった乙姫と天竺に行き仲良く暮らした。

浦島太郎の話が最初に出てくるのは日本書紀である。釣りをしていたら大亀が釣れた。この亀が乙女に変身した。一緒に海に入って蓬莱山(とこよのくに)にたどり着いたと記述されている。