ブログ記事の整理

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ブログを書き始めて15年以上になる。90年代末に無料のWebサービスを使って"ホームページ"の試作を始めた。自分のHP作成が目的ではなく、仕事の一環として当時のWebサービスの有り様を調査するためであった。Yahoo!、Geocities、AngelFireなど何種類ものサービスを使ったが、それらはすべて第三者に買収されるか、閉鎖されるか、別サービスに転換されるかして無くなってしまった。その後、自分が書いたコンテンツを保存するために、自分が所有するドメイン・サイトでブログツールを使って作成するようになった。

ブログツールもたくさんあって、どれがいいかを判断するために片っ端から使った。そのたびに新しいHP(のちにブログと呼ばれる)をつくり、思いつくままに記事を書いた。いつのまにか自分の備忘録になったが、記事数が数百を越えると再利用、参照するために探すのが厄介になってきた。その記事を書いたことは覚えているが、それをどのサイトで書いたのかを思い出せないことが多くなった。自分のサイトが複数あるため、いくつかのサイトにアクセスしてブログツールの検索機能で探すことになるが、探すのに思いのほか時間がかかってしまう。10年ほど前からはGoogleのカスタムドメイン検索ツールで探すようになってから、比較的容易に目的の記事を探し出すことができるようになった。

過去に書いた記事数が数千件に及ぶようになった。この"飛耳長目"サイトだけでも、開設してから7年になり、記事数は1200件を越えている。ブログツールではなくCMSに分類されるDrupalというWebアプリケーションを使っている。WordpressもMovable Typeも、CMSやSNS的機能が追加され、いまや単なるブログツール(個人出版ツール)の域を越えたツールになっている。ほかにJoomlaやElggなどのツールがあり、それぞれに魅力的であるが、自分にとってはやはりDrupalが一番使いやすい。PHPで開発されているということもあるが、カストマイズが容易だという点が気に入っている。

融通が利かないのは、Webサーバ(LAMP必須)でないと動かないことだ。もちろん自宅サーバにも設置したが、自宅サーバの運用は個人用(LANの延長)に使うのは問題ないが、公開サーバにするにはセキュリティ確保やパフォーマンス面で、技術的、時間的に問題がある。コンテンツの保全はMySQLがないとできないという問題もある。むかしのブログツールは記事ごとのHTMLファイルを作ってくれるので、ローカルでも追加・修正が容易で、管理がシンプルだという利点がある。

そのために今も継続して使っているのがMovable Typeである。十数年前、アメリカでブロガーとして名を馳せた女性が、「もっと簡単に記事を書いて管理したい」と思い、夫に相談した。彼女がブログ利用者の視点でツールの設計要件を書き出し、それを満足させるツールを夫が開発した。それがMovable Typeである。あれから十数年、当時の若夫婦がはじめたベンチャー企業はいまや世界的な企業に成長した。

また思い出話になってしまったが、指が動くに任せてあれこれと綴っていくことができるのが、ブログの良さである。だれでも読むことはできるが、だれに見せるということもなしに思うがままに書くから気楽である。読まれるの意識したり、呼んでもらうために書くのは精神的の時間的にも骨が折れる作業になる。

書き出したときの動機とは関係のないことを書いてきた。最初の動機は、このサイトの記事を、HTMLファイル形式で保全するための方法だった。Movable Typeではすべての記事を、記事ごとにひとつのHTMLファイルで作成してくれるが、Drupalではすべての記事がMySQLデータベースに保存されているだけである。HTMLファイルにする唯一の方法は、Printer Friendlyファイルを表示して、これをダウンロードすることである。

数十件の記事ならいいが、100件を越えると記事ごとにダウンロードするのは厄介で根気が続かない。またダウンロードした後の管理や再利用が問題になる。ということで、どうするか判断できないままに時が流れていった。