携帯・スマホの商法

Share  
jack's picture

スマホ買い替えを検討した結果、定額3880円のE社の機種にしようと思ったが、契約直前で「S社からの乗換えはプラス1000円、月4880円です」と告げられた。競争会社のA社、N社からのMNP乗換えの場合3880円だという。初耳だった。E社はS社の子会社。同じS社グループのユーザはプラス1000円支払え!といっているようなものだ。自社ユーザを大事にしていないのではないか?携帯解約料(9975円)は「ユーザ囲い込み」が目的で、違法判決が出ている。

うまい話には落とし穴

世の中にはマルチ商法、ガチャ商法、あのね商法、デート商法、アンロック商法、催眠商法など歓迎されない売り方、ときには詐欺とみなされる商法がある。警視庁ホームページ「安全な暮らし」では12の”悪質商法”を説明し、手口にだまされないように注意している。たとえば”催眠商法の手口”では、「うまい話には落とし穴」があるということに注意すること・・・と書いている。

携帯電話・スマホの契約では、その料金体系や制約条件が複雑で素人には理解できないことが多い。買ったあとで後悔しないように事前に調べるが、調べるたびに新しい事実(契約条件)に気づく。先日各社について気がついたことを整理したブログ(スマホ契約料金の怪)を書いた。うまい話に落とし穴がたくさんあって驚いた。

S社からのMNP乗換えはプラス24000円

検討した結果、S社からE社にMNP(同じ電話番号継続)乗り換えに決め、今日契約しに行った。S社からMNP予約(乗り換え確認書)をもらい、E社で契約しようとしたら、「S社からの乗り換えでは毎月プラス1000円になります」と告げられ唖然とした。これまで何度も複数の店、店員に聞き、パンフレットを読み、ネットで契約条件(とくに小さな文字で書いてある但し書き)を読んで、さらに店員に確認し・・・というプロセスを経たあとだったので驚いた。

A社ではMNPだと二年間毎月1000円割り引きの特典を利用すると、月6300円。E社は毎月3880円。MNPについては最初は気づかなかったが何回目かに()内に「S社・・・は対象外」と書いてあるのに気づいた。乗り換え割引がなくても3880円なら安いと思った。A社とE社の機種の性能・機能はほぼ同じで、E社機種にはワンセグがない、A社機種にはワンセグがあり連続通話・待ち受け時間がE社の2倍あるといった違いがあるくらいだ。

大差ない性能・機能なら、毎月2420円も支払いが少なくて済むE社にしようと思った。

ところが、S社からの乗り換えのときは毎月4880円です!と契約直前に告げられた。「そんな条件は知らなかった。どこに書いてあるのですか?」と聞くと、店員は「パンフレットにもネットにも書いていないですね」という。

「毎月3880円!他社は5980円!・・・安いですよ!キャンペーンは予告なしに終了します!」、「買うなら今でしょ!」というのは”催眠商法”の一種ではないかと思った。「割引!」、「実質0円」、「無料」などという売り文句は時代遅れで、消費者もそれを鵜呑みにするほどバカではない。

そういう「うまい話には落とし穴」があるというのは私も分かっていたつもりなので、事前にあれこれ調べた。買ってしまってから、「そんな話は聞いていなかった、知らなかった」といっても契約書にサインをしたら自分の責任である。だから念には念を入れて確認し、納得した上で買いたい。

契約条件・価格が不明瞭

私が腑に落ちないのは、3880円だと宣伝しておきながら「S社からMNP乗り換えのときは4880円になります」という説明はどこにも記載していないことだ。消費者に不利な条件を隠して、安いことを強調して買わせようとしている・・・と解釈されても仕方がない。

E社はS社の関係会社である。グループ企業ともいえる。S社からMNP乗換えをすると、4880円。A社・N社からだと3880円。S社解約料・MNP手続き料合わせて12000円、E社登録に3800円(うろ覚え)、2年間毎月1000円プラス(合計24000円)・・・つまりSグループ内でのMNP乗り換えに約4万円支払え!ということだ。それが条件だと知ったが、契約直前にいわれるといい気持ちがしない。それなら最初からそれを公表すべきだと思う。

どうして同じSグループ内での乗り換えに4万円も支払わないといけないのか?筆頭株主のS社が投資先会社(取締役3人がS社)いじめをしているのではないかと疑いたくなる。もちろん、Sグループとして競争他社の客を取り込みたいたいから、A社N社からの乗換えでは3880円!と銘打っているのだろうが、長年S社の携帯を使ってきた顧客に対しては25%上乗せした価格にするとはどういうことか?これでは長年の顧客の信頼を裏切るのではないか?

E社に乗り換えるのはいったん思いとどまった。10年以上、家族で6回線もS社と契約してきたが、それも終わりにしたい。当然同じグループのE社もW社も乗換え対象にしたくない・・・という感情がおきても仕方がない。感情で判断して今後S社はキライ!となれば友人・知人には一切勧めないことになる。クチコミは瞬く間に何万人にも流布される。Sグループは顧客を囲い込み、他社競争に勝とうとすることがうらめににでて、長年のユーザを失っていくことになりかねない。もちろん、感情で物事を判断はしない。価格性能、顧客サービス、二年契約に足る信頼度など総合的に判断することになる。

既存顧客を大事にしているか?

私はどちらかというと反体制派のほうで、既得権者に挑戦するほうに組する。S社が既得権益を守ろうとする旧体質の企業に挑戦し始めた10年前からS社を応援して来た。攻めのS社だったが、iPhone独占販売を始めてからだろうか、「不服だったら買わなくていい」といった態度の販売店が増えたようだ。対応が横柄になったと感じるのは私だけだろうか。もちろんヨドバシとかヤマダとかにある販売店ではそういうことがないが、町の販売店では対応が悪くなっている。駅前にある販売店数ヶ所での店員の応対から私がそう感じただけだが、同じことを言う友人もいる。

「日本で1番2番ではなく世界で1番2番を目指したい」とS社長は得意に話していたが、お膝元の日本のユーザを大事にするのが大前提だと思わないのだろうか?謙虚さを失い、既存顧客の反感を買うような施策のままだと、経営は立ち行かなくなる。

ともあれ、今回の件で三回にわたって丁寧に説明してくれたヤマダ電機店内のE社店員に感謝する。この店員の応対が気に入って、他の店ではなくここで契約しようと思ったのも確かである。契約の土壇場で考え直すことになって申し訳ない。新規購入なら3880円だと分かっている。10年以上使ってきたS社メルアドを失ってもE社にしようといったん決心したが、メインの電話番号も失うのは避けたい。

キャッシュバック

 友人に聞いた話。S社の解約に約1万円+事務手数料2000円がかかり、E社で新規契約の手数料3000円がかかる。合計15000円支払わないと乗換えができないというのではユーザは契約をためらう。そこで、15000円のキャッシュバックを提示して呼び水にしている。これで、乗換え時の手数料が実質0になるというわけだ。

店員にあれこれ質問しているときは、キャッシュバックの話はなかった。毎月3880円といっているのに、実際は15000円も手数料を払うのは納得がいかないと話をしたら、「実はキャッシュバックがあるので実質負担0になります」という。40分も話した後だ。それならなぜ最初に説明してくれないのか?

問いただすことをせず、15000円のキャッシュバックを知らないまま契約していたら、契約後に不満が残る。

こういうことが実際にあるのだとすると、やはり携帯・スマホの商法には問題がある(公正でない)と思わざるを得ない。

新規契約でなくS社からのMNPだと、15000円+1000円x24ヶ月=39000円も余分に払わないといけないのは、やはり納得がいかない。

長年使ってきた電話番号を継続したいというユーザの弱みに付け込んだ、売り手の論理の商法ではないか?

Comment viewing options

Select your preferred way to display the comments and click "Save settings" to activate your changes.