誤魔化されやすいスマホ契約

Share  
jack's picture

携帯・スマホ・iPad・IP接続の契約を見直している。Yahoo!BB 8M, E-Mobile接続、 au光100Mネット接続をすべて解約し、@nifty WiMAX 40Mbpsひとつにしてから2年半経った。75Mbps通信インフラが普及し始め、テザリングが可能なスマホの時代になったので、クラウド用モバイル機器とIP接続契約を見直している。

二年半前、パソコン・スマホをWiMAXルーターにWiFi接続する構成にして、携帯・パソコン・スマホの毎月の接続サービス支払いが、半分以下になったので大満足だ。しかし欲をいえば切りがない。この二年間待ち望んでいたのはテザリングだ。二年前もテザリング可能なものがあったが法外なサービス料だったので加入する気にならなかった。先週DIGNOを偶然目にして気に入ったので調べ始めた。ほとんどの最新スマホでテザリングが可能で、サービス料も手ごろになった。

販売店でいろんな質問をして理解しようとしているが、これが厄介だ。この数日いろんな勘違いをした。今後の参考のために書き留めておく。
 

何度かブログにも書いたと思うが、とにかく日本の携帯とIP接続の料金体系が複雑で、勘違いするような書き方が多い、「携帯端末無料!」といった表記がいまだにある。数年前に過剰広告として公正取引委員会から警告されたはずなんだが、悪しき慣習はなかなかなくならない。業者のサイトで情報を集め勉強し、店頭で販売担当者に聞いて確認しても、勘違いが生じる。いくつか例を挙げておく。

  1. パケット定額料1980円!」というセールストーク
    これは最初の6ヶ月だけだと知ってガッカリ。その後は月2980円である。知りたいのは二年契約で総額いくら払うことになるかだが、その答えを知るのに時間がかかる。最初からそういう説明をする店員は皆無だ。月1980円と聞いて、端数を切り上げて二年間5万円・・・これならいいと思うが、実際は7万円支払うことになる。これではガッカリする。

    さらに、月当り送受信パケットサイズが1GBを越えると、128Kbpsに速度制限されると聞いてまたガッカリだ。写真・音楽・動画を含むウェブサイトによくアクセスする人だとあっという間に1GBを超過する。高品質の数分の動画10本くらいを見ればそれで終わりだ。128Kbpsというのは、デジカメ写真1枚(1MB)を見るのに1分以上かかるということだから実質上使えなくなるということだ。10年以上昔に戻るのと同じだ。
     

  2. iPhone5料金プラン定額8735円
    ある店で聞くと、「iPhone5は月8735円、これしかありません」、「WiFiはできません」、「テザリングもない」と一蹴された!いやなら買わなくっていい!といわんばかりだった。あきれてそれ以上話をする気にならなかった。隣のau店で聞くと、「電話中心の使い方でパケット従量制だと月3395円から、WiMAXを持っているなら3395円で済みます」と説明してくれた。それが私の前知識だったので、「ああこの店員は客の応対を心得ているな」と思った。

    何も知らず、店員のいいなりでiPhone5を買ったら、二年契約で総額21万円以上を支払うことになる。この契約ではSB同士だと24時間無料、テザリングも無料だという。ところがよくよく聞いてみると24時間無料は最初の2ヶ月だけで、テザリングは二年間だという。つまり三ヶ月目からは月9235円。三年目からは月9750円、二年継続契約で23万円ということになる。現在のスマホ+WiMAXと同じように使えば、総額8万円で済む。三倍近くの差がある。
     

  3. スマホ下取りで月1000円割り引き
    こちらの料金シミュレーションを見ると「スマホ下取り割」適用で月1000円割り引く・・・となっている。二年契約の話をしているので、二年間2395円/月と思ってしまう。ところがそれは最初の一ヶ月だけの話だ。要するに、いま持っているスマホ(HTC001HT)を1000円で下取りするといっている。HTCはiphoneと比べても遜色がないと思っているから、なんだか馬鹿にされたような気分だ。

    同じようなことがポイント割引でもある。手持ちのポイントを使うと月490円割引します・・・とある。毎月かと思ったらやはり一ヶ月だけだ。よく考えたら毎月ということはないのだが、二年契約で毎月の支払いは?というのを試算しているから、ついつい毎月割引だと思ってしまう私のようなバカもいる。最初の付きの支払いをやすく見せて買わせようとする魂胆が見えていやな気分になる。
     

  4. パケットし放題3880円
    Docomo/au/Softbankの「パケットし放題」は定額5960円に対し、EMは「3880円」という看板が目に入る。毎月2000円も安いとはどういうことか?
    俄然興味を持って店員に聞いたら、隠れた仕組み(制限条件)も見えてきた。

    他社の価格は、LTEパケットし放題フラット5460円+テザリングオプション500円である。実際には最初の二年間はテザリング無料になっているので月5460円だ。一方、EMOBILE LTE対応スマートフォンの場合、LTE電話プラン(にねん)+データ定額5(テザリング含む)の毎月額が3880円・・・これだけみると明らかにEMは安い。ハイエンドの最新スマホSTREAM X GL07Sが初期費用0、毎月定額3880円ですぐ使える。

    じつはDIGNO DUAL2が気に入って説明を聞いたウィルコム店員が、「お客さんの使い方だとEMOBILEがいいかも知れません」と教えてくれた。SB店員は自社のことしか説明しなかった。EM店員に聞いたら、この人も丁寧に詳しく説明してくれた。とくに誤解しないようにと、WiMAXや他社との違い、注意点を教えてくれたので好感度があがった。

    • WiMAXは1年単位の契約で途中解約の違約金は1万円(正確には9975円)に対し、EMは2年契約になる。途中解約/機種変更の違約金は同じ。
    • WiMAXに速度制限はないが、EMでは月5GBの制限がある。5GB越えたときからカレンダー月末まで128Kbpsになる。
    • さらに午前2時~午後21時の間に300万パケット(366MB)を越えると、その翌日の午前2時までの5時間は128Kbpsになる。
    • ただし、追加費用2625円を支払えば、毎月/毎日の速度制限を解除できる。つまり5GB超過の月は6505円を支払えば速度制限なしになる。
    • 他社(Docomo/au/Softbank)の速度制限は7GBまで。

    ※EMの利点については別途述べる。

  5. 2100円で機種変更
    4GやLTEの必要がなく、電話中心に使うなら3Gスマホで十分だ・・・「登録料2100円だけで現在の携帯(832P)を、3Gスマホに交換できますよ」と聞いた。昨年末からSBが販売しているスマホはすべて4G/LTEだから、一年以上前に発売されたスマホで、特定の機種だけが対象になる。液晶が一部見えなくなり、カメラも壊れ、バッテリが1時間も持たなくなった携帯より、新しいスマホがいいに決まっている。WiMAXがあるから現在の支払い額(3G携帯+スマホの2台で月3000円くらい)のまま、登録料2100円で新しいスマホになる!

    4Gスマホを検討して買うまでのつなぎで、勧められた3Gスマホに交換することにした。ただし、電話帳や保存メール、写真などをバックアップしないといけないので一日の猶予をもらって取り置いてもらった。数ヶ月使ったあと、4Gスマホへの機種変更が可能で違約金が発生しない、数ヶ月しか使わなくても2年以上使っていることになるから割引の対象になる・・・などの条件を確認した。

    ところが・・・最後の契約書の細かい条件の説明になったときに、「2年間拘束で途中解約や他社機種変更には1万円の違約金が必要」という条項に気がついた。SBがいう「機種変更」とは同じSBの機種への変更だった。迂闊だった。ウィルコムやイーモバイル、auのスマホに変えることも検討していたので、これは困る。気に入ったスマホならまだしも、ピンク色の気に入らないデザインのスマホを使うのはいやだ・・・とワガママがでてキャンセルした。直接4Gに切り替えたほうがいい。